熊本地震をきっかけに出会った、恋人でも家族でもない、境遇もバラバラな猫好き男女3人暮らし。
書店で働く40代お一人様女性の灯(あかり)は、30代精神科医師の鹿乃子(かのこ)、20代のアパレルショップ勤務の仁(じん)、みんなの愛猫のミカヅキと仲良く暮らしている。ごく普通の人生を歩んできた灯にとって、人生で一番【普通ではない生活】をしているものの、その生活はとても楽しくて……。
三日月の様に満ちていく途中の、迷えるオトナ3人と愛おしい猫の共同生活物語。
主演は、昨年芸歴40周年を迎え、さらに勢いにのる安達祐実、熊本県出身で映画やドラマ、舞台など幅広く活躍する倉科カナ、注目の若手俳優の渡邊圭祐が愛おしい3人を繊細に演じる。
その他のキャストには小林聡美、山中崇、石川瑠華 など映画界でも高い評価を受ける面々が脇を固める。
脚本・監督は、近年では映画『市子』の脚本を担当するなど、注目の女性監督、上村奈帆が務める。本作が商業映画デビュー作となる。
また、主題歌はHomecomingsが担当し、本作のために書き下ろされた楽曲「Moon Shaped」が作品を優しく包み込む。
「普通ではない生活」をしている今の暮らしが一番好きという灯、「ふたりといる今が一番マトモ」だという仁、他人と暮らすことに抵抗があったものの「今とても安定している」と思っている鹿乃子、3人とネコとの共同生活は、大いに癒され、それぞれの心の拠り所となっていた。
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安達祐実さん
主人公の戸馳灯を演じることになりました!
灯、鹿乃子、仁、バラバラな三人が猫という共通点で繋がって、それぞれが新しい明日を模索していきます。
共に時間を過ごすうち、自分らしさ、相手らしさを受け入れて、愛おしい三人らしさを見つけていくのです。
ぜひ劇場で、すこし不器用で一生懸命な三人と、かわいい猫たちに癒されてください。 -
倉科カナさん
この度、三角鹿乃子を演じさせていただきました。
わたしも熊本出身で、熊本が大好きなので今回のオファーをいただけてなにかのご縁を感じています。
迷えるオトナ3人と愛しいネコたちの共同生活物語、ほっこりと楽しんでいただけたら嬉しいです。 -
渡邊圭祐さん
波多浦仁を演じさせていただきました。
すっかり犬派だった私もうっとりしてしまうくらい、とにかく可愛い猫との撮影の日々を過ごしながら、普通とはなにかを考えさせられる作品でした。
心温まる歪な3人とネコの共同生活の物語がたくさんの方の元に届けば嬉しいです。
是非ご覧ください。 -
小林聡美さん
網田すみ江を演じさせていただきました。
自分らしく生きる道を模索する主人公たちに「生き方は、人の数だけある」と背中を押す、なんだか頼もしい大人でした。この映画がみなさんの背中も押してくれますように。 -
山中崇さん
「熊本には本屋さんが全然なくて、それでお店始めたんです」撮影の合間にふと入ったちいさなお店で、店主はそう話していました。あたたかな作品がたくさん並んでいました。この作品も、きっとあなたにとってあたたかい、はずです。
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石川瑠華さん
名前をつけて分類するのであればアセクシャルという生き方をするつぐみちゃんを演じることは、自分を一から考える機会になりました。
現場の雰囲気は原作の温度感をそのまま感じられるような温かさだったので、この映画にもそれが映っていたらいいなと思います。 -
脚本・監督:上村奈帆さん
ウオズミアミ先生の素敵な原作を、安達祐実さん、倉科カナさん、渡邊圭祐さんが魅力いっぱいに演じて下さいました。 私は、この3人とネコたちの暮らしがとても好きです。思い描いた未来とはちがうけど、思いがけない出会いで満たされていく人生…。 2024年は初監督映画が完成してからちょうど10年。大切な作品と迎えられることを心より嬉しく思います。
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原作:ウオズミアミ先生
映画化、とても嬉しいです。夢がひとつ叶いました。
「フツウって何だよ」「皆が当たり前にできることができねぇよ」と、幼い頃からずっ…と生きにくさを感じ泣き続けたオトナ(私)が描いた原作が豪華俳優・制作陣に恵まれ映画化となりました。連載中も何度か孤独で泣きましたが逃げずに最後まで描けてよかった。
きっととても素敵な映画になります。公開が楽しみです。
是非、劇場へ足をお運びください…!